アメショーブログ 1380

(6/23・・・ペットショップのカウンターにチビタを入れたボロボロの梱包を置きました。
 すると、あれほど暴れていたチビタが一切動かないのです。

 袋から出そうとすると、何が何でも出ません。
 電車の中では大暴れして「出る」といっていたのに・・・。

 抱き上げて出そうとすると猛烈な力で抵抗します。
 頭突きを繰り返して梱包を破壊しかけた力と同じような馬力です。

 仕方なく、梱包を全部壊してチビタを出しました。
 店長さん初め、女性店員さん達は口々に「可愛い」と言いました。

 カウンターの上にチビタを乗せました。
 下を向いたまま顔をあげません。

 私が店長さんと事務手続きをしている間も、微動だせずに下を向いています。
 全ての話が終わり、私はチビタに声をかけました。

 「じゃあね、元気でね」
 チビタの顔を覗き込みました。

 絶対に顔を上げないチビタ。
 頑なに下を向いたままです。

 私は更に覗き込きました。
 「元気でね、バイバイ」
 
 すると、チビタが初めて私の顔を見ました。
 瞬きもせずに私を見ます。

 強烈な意思と感情のこもった視線でした。
 私はチビタの視線を受けとめました。

 我が家で生まれた子猫たちの中で、唯一他人の誰かに売られていく境遇になったチビタ。
 申し訳なさと不憫さでいっぱいでした。

 チビタの視線を真っ向から受けとめることが、チビタへの仁義であり、謝罪であり、惜別の礼であると思ったのです。

 どれだけの時間、私とチビタは見つめ合っていたでしょうか。
 ふいにチビタが視線を落としました。

 再び下を向いたチビタ。
 そして、それからは二度と私を見ませんでした。

 店長さん達にご挨拶をし、私は店を出ました。
 同行していた友人がいたのですが、言葉を交わすこともなく、並んで歩き出しました。

 歩きながら、私は不覚にも涙があふれてきました。
 拭っても拭っても流れる涙。

 私はサングラスをかけて、涙にくれながら街中を歩き続けました。
 ラタンキティベッド



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                                 チビタ







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                                すごい脚







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                                 ハル







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                            何で壁向いている







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                          シャッター音にも反応せずに







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                            やっとこちらを向いた




 
 


 

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この記事へのコメント

2011年06月23日 11:35
今幸せに くーさんのおうちでチビタ君が暮らしていることを知っていても 今日の話は 切ない話ですね。チビタ君ってとっても いじらしい子ですね。
team sakura
2011年06月23日 12:05
さぞ、せつなかったでしょうね!?
この記事書いてると、無性にチビタくんをぎゅっと抱きしめたくなったのではないでしょうか(^_^;)
2011年06月23日 12:20
>丸みさんへ。
 感情のある生き物との関わりはとても素敵なことであると同時に、責任があります。
 今ここにチビタがいることは大変幸せなことです。
 それに至るまでは失態もありましたが・・・。(笑)
2011年06月23日 12:23
>team sakuraさんへ。
 一族の中で、こんな経緯があったのチビタだけです。
 そして、私とチビタだけの感情の交錯がありました。
 しかし、当人はどこ吹く風、といった感じでここにいます。(笑)
2011年06月23日 13:04
電車の中で出てしまったらどうしようと思っていたのですが、なんとか無事に着きましたね。
今はここで幸せに暮らしているチビタ君、それがわかっていても読んでいて私までも泣いてしまいました。
動物の勘、感ってすごいんですね。まだまだ仔猫なのに何か怖いことがありそうという勘と、何で?という感と。
>チビタの視線を真っ向から受けとめることが、チビタへの仁義であり、謝罪であり、惜別の礼であると思ったのです。
小さいながらもしっかりとその時は受け止めたのですね、いじらしいです。
2011年06月23日 18:36
切ない話ですね・・・。
チビタちゃん自身、悲しかったことでしょうね。
今は、こうして寝ている姿を見ると感慨深いです。

ハルちゃんすごーくオネムのようですね^^
2011年06月23日 20:17
こんばんは。
チビタ君、くーさんの家で暮らせてよかったね~
読んでいて涙が出てきましたよ。
離れたくなかったのですね・・・ホント良かった。
MIDDLE - MAX
2011年06月23日 22:50
こんばんは。
カウンターの上で、凄い心の交流があったのですね!情景が伝わる描写で、目頭が熱くなりました。なんという不思議でしょうか。
2011年06月23日 22:54
>ノアさんへ。
 今は笑い話です。
 でも、当時は猛烈な感情の錯綜と、葛藤がありました。
 私はもちろん、多分チビタもです。(笑)
 知能も感情もある動物との関わりは、とても素晴らしいことです。
 同時に義務と責任も発生します。
 チビタの一件で更に強く思い直しました。
 
2011年06月23日 22:58
>きらら(3にゃんず)さんへ。
 チビタがここにすること、私もとても嬉しいです。
 紆余曲折がありながらの現在です。
 失態、アクシデント、いろいろありながらも、この結果で満足しています。(笑)
 ハルは珍しくカメラ目線ではありませんでした。
2011年06月23日 23:02
>つぶたんさんへ。
 こんばんは。
 ありがとうございます。
 私も良かったです。
 チビタがのどかに「頭痛ポーズ」をする姿を見るたびに、紆余曲折がありながらのこの結果に満足しています。
2011年06月23日 23:06
>MIDDLE-MAXさんへ。
 こんばんは。
 今でも当時の事は鮮明に残っています。
 私とチビタだけの想い出?です。(笑)
2011年06月24日 01:19
こんばんは
電車の中ではこの箱から出たら、まだ帰れると願ってたのでしょうね。カウンターに乗せられた時に、チビタ君お別れを解ってたんですね!切ないですね目がウルウルしてしまいます。でもお家に戻れてよかったです!!
2011年06月24日 11:58
>ねこちゃんさんへ。
 おはようございます。
 たとえ子猫でも、動物の本能は凄いです。
 改めてその凄さ、人間には計り知れない未知のチカラを感じました。
 現在チビタはここにいる・・・。
 醜態がありながらのこの結果に満足しています。(笑)
 
 
2011年06月24日 13:42
こんにりは。
チビタちゃん、ペットショプのカウンターに載せら
もう、自分はクー一族でなくよそに売られる事
悟ったのでしょうね、
その時のチビタの気持ち計り知れないものがあります。

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