アメショーブログ 4798『九匹の猫と生きた二十年』36

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 隔離生活が長くなるにつれて、モモはますます偏屈になっていった。
人間がうっかりリビングのドアを閉め忘れた際に、クー以外の誰かが北側の部屋を覗こうものなら大変だった。

威嚇の嵐が巻き起こる。
仔猫時代の愛くるしい瞳は消え去り、射るような視線を放つ。

その迫力に、誰もモモに近付くことはしなかった。
天真爛漫でお茶目なモモ、偉大なる母モモはこの時既にいなかった。

その変貌ぶりに、私は人間が介入できない野生を思い知らされた。
後にモモを女帝と称したのは、この頃得た実感である。
まさに孤高の女帝だった。

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この記事へのコメント

2019年08月22日 08:07
おはようございますo(*^▽^*)o~♪
何がそこまでモモちゃんを変えてしまったんでしょうね。
私はモモちゃんの生きていた頃はどうだったのか知らないので
でもくーさんが書いているのを見てると本当にいい子で子供思いでいいお母さん
そしてクーちゃんと仲が良くて可愛い女子と言うイメージだったのですが。
女帝になってしまったんですね。
この先が(*^o^*)ドキドキです。
2019年08月22日 09:13
こんにちは。

モモちゃん、女帝ですか。
どうしちゃったんでしょうね。
くー
2019年08月22日 19:07
みるくっちさんへ。
ありがとうございます。
モモは元来お茶目な子です。
本能による子離れで変貌したようです。
クーとは生涯仲良しでした。
三世代の猫社会はドラマに溢れています。)^o^(
くー
2019年08月22日 19:15
トトパパさんへ。
ありがとうございます。
猫模様、猫の生態は人間の思惑を超えます。
モモはこれ以降、女帝となりました。)^o^(
きらら
2019年08月23日 01:35
モモちゃん、徹底して子離れをしたのですね。
野性が強かったのでしょうかね…。

ウチもラッキーが空のことを虐めると、エルがすぐやってきてラッキーに対してすごく怒ったことがありますよ!エルの怖いことT_T このときラッキーのシャー!を初めて聞きました(このとき1回だけですけど)。
やはり人間は介入できませんね。
くー
2019年08月23日 11:01
くららさんへ。
ありがとうございます。
モモの徹底的な子離れは想像以上のものでした。
動物の生態において、人間の介入は不可とよく分かりました。

エルくんの話はよく覚えています。
泣かないラッキーくんが声を出した稀有な時なのですね。
ラッキーくんがどんな声を出すのか聞いてみたいです。)^o^(