アメショーブログ 1438

(7/24)・・・おはようございます。

 クーが亡くなった夜は、ろくに寝なかった事を記憶しています。
 段ボールでキャリーを囲った中にクーを寝かせてベランダに置きました。

 もう命は消滅しているとわかりながら、猛烈な寒さの中にクーを置いておくことがとても忍びなく、何度となく様子を見ました。

 翌日の朝。
 まだ、クーの死を実感することはできませんでした。

 しかし、現実は淡々と時を刻んでいきます。
 午前十一時からはクーの葬式でした。

 午前十時。
 クーをベランダからリビングの中に入れました。

 キャリーを覆っていた段ボールを取り外し、クーと再び対面です。
 一族は、キャリーの中のクーと私を取り巻いていました。

 クーが大好きだった毛布にくるみ、キャリーの中に寝かせました。
 蓋をして玄関に運びます。

 用意が整いました。
 寺へ向けて出発です。

 玄関で靴をはこうとすると、北側の部屋からモモが出てきました。
 モモは、キャリーのすぐ横に佇みました。

 前日と同様です。
 微動だせずにクーを見つめていました。

 他のコたちは、廊下に点々と立ち、クーとモモを眺めています。
 両親の最期の別れを、コドモたちは見守っているようでした。

 私はクーの入ったキャリーを持ち、玄関のドアを開けました。
 振り返ると、モモが同じ姿勢でクーを見つめていました。

 生後40日余りで我が家にやってきたモモにとって、クーは親であり、兄であり、夫でした。
 クーとモモの生活の終焉です。

 モモの無言の別れを、クーも感じ取っていたことでしょう。
 言葉のない別れでしたが、モモの悲哀は私には痛いほどわかりました。
 クールアルミジェルマット


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                           クー・ハナ (2009年12月撮影)






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                         無愛想ハナが唯一寄り添う相手はクー
 
 
 


 
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この記事へのコメント

2011年07月24日 08:04
おはようございます。
一族の別れを見守る他のネコの描写がとても印象的です。
正直にいうと、ここのところのお話に適した気持玉がありません。
感動しています・・・
2011年07月24日 12:27
>MIDDLE-MAXさんへ。
 おはようございます。
 ありがとうございます。
 感情のある動物たち。
 理屈抜きのその行動は、私も日々驚愕し、感動しています。
 「死」というものによって、彼らの絆の深さを目の当たりにしました。
2011年07月24日 16:16
こんにちは。
クーちゃんと最後の別れ皆クーちゃんの思い出を胸に秘めているでしょうね
モモちゃんが泣いて、泣いていいたたまれないのじゃ
ないでしょうか。
猫ちゃん、泣くことができないど心では・・
2011年07月24日 20:39
みなさんはクーさんとのお別れが分かったようですね・・・。
そして、モモちゃんは・・・。感慨深いです・・・。
2011年07月25日 00:06
>陸&クロさんへ。
 こんばんは。
 確かに猫は泣きません。
 でも、きっと心で泣くことはあるのでしょうね。
 感情のある動物は、喜怒哀楽を感じるはずですから。
2011年07月25日 00:08
>きらら(3にゃんず)さんへ。
 クーとモモの歴史は長いです。
 モモの心の中には、幼い頃からのクーとの想い出がたくさん詰まっていることでしょう。
 クーの死をだれよりも悲しんでいたのはモモだと思います。

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