病気 (メス猫の子宮蓄膿症)

子宮蓄膿症とは、メス猫特有の病気です。
子宮内や卵管に膿がたまり、悪化してくると陰部から出血する病気です。
通常は鉛筆程度の太さの卵管が、ひどくなるとウインナー大にふくれあがります。

我が家のハナの摘出した卵管は、人間の親指大の太さとなっていました。
また、この病気は出産の有無に関わらず発症します。

最初に発症したハナに続いて、我が家ではモモ、ハルが立て続けに子宮蓄膿症にかかりました。
モモは出産二回、ハルとハナは出産は未経験です。

「前兆として・・・」
 ①やたらと陰部を気にして舐め始めます。
 ②一日に数回、微量の薄い紅色の分泌物を出します。出血なのか、出血ならばどこからなのか、と訝しく思い始めると、本格的な出血に変わります。こうなると、一日中だらだらと出血します。

治療方法には投薬治療と子宮摘出手術の二通りがあります。ハナが発症した時、半年間経口投薬治療で様子をみました。
薬が効いてくると一時的に出血は止まります。

しかし、これには弊害がありました。長期間、抗生物質と炎症止めの薬を服用させなければならず、ハナは食欲不振と嘔吐の症状を併発しました。
薬の副作用です。

確かに出血は断続的に止まります。しかし膿がなくなったのかどうかを確認するために、超音波と血液の定期的な検査を必要とし、そのたびに経費はかかりました。

超音波の料金は五千円から七千円。血液検査は最低でも三、四千円からです。しかも検査項目が加わるごとに料金は上乗せされます。

子宮摘出手術の料金は、病院によって差はありますが大体十万円から十四万円を見込まなければなりません。
(二泊三日の場合です・・・術前、術後の血液検査・超音波・麻酔によるアレルギーの有無の検査などを含む。摘出された子宮の状態が悪い場合は病理検査の可能性あり。この場合は別途料金が加算されます)
 
投薬治療で経過を見続けたハナでしたが、再発を繰り返すこととなりました。
結局一年後に子宮摘出手術に踏み切りました。

ハナの手術の十一ヶ月後にハナの姉妹のハルが陰部から出血しました。ハナの症例があったので、最初から手術と決めて主治医の診察を受けました。

その翌日にモモ(ハルとハナの母)が陰部から出血。主治医も驚いていました。遺伝する病気とは考えられていない現在、親子三匹の発症はまったくの偶然ではないかという主治医の見解でした。
 
メス猫のさかりと因果関係がある病気です。
したがってお産をする予定のないメス猫は、避妊という意味からも子宮摘出をすることにより子宮蓄膿症の予防策になります。
 
さかりの強い猫ほどかかりやすいという主治医のお話でした。
結果論ではありますが、最初から手術を受けた方が猫自身の負担も少なくて済んだのでしょう。
 
また、経費の面からみても通院、投薬、検査等の出費が結果としては全て無駄になってしまったことになります。
子宮を摘出することに、若干の抵抗を感じて投薬治療を選択したことが仇となりました。
 
薬で完治することは、なかなか難しいようです。一時的に出血が止まり状態が良くなっても、かなりの確率で再発します。
 
子宮蓄膿症にかかったメス猫の飼い主さんは、早い段階での手術の決断をおすすめします。
その際、ペット保険に加入していると五割から八割近くの実費補填が見込めます。残念ながら、当事の我々はペット保険には無知でした。
 
病気の確率が増えていく中年以降。ペット保険の必要性を痛感した、我が家の三匹の猫の手術でした。

追記・・・・・術後、もれなく食欲が旺盛となりますので体重増加にご注意ください。



 
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                           子宮摘出手術三日後のハナ 
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